昨夜はモンチカ先生のボイストレーニングのグループレッスンだった。
アタシは個人レッスンの他に、F氏と共にグループレッスンも受けている。
グループレッスンには、個人レッスンとは違った魅力がある。
声の変化は、自分じゃ分かりにくいじゃない?
でも、他人の変化はよくわかる。
なので、一緒にレッスンを受けてる仲間の姿が、自分を映す鏡にもなるんだよね。
モンチカ先生のレッスンには、独特な練習メソッドが沢山あるんだ。
あるメソッドを実践した後、F氏の歌い方が変わると、そのメソッドがこんな風に効果的なんだと理解出来るし、逆に、F氏がアタシの変化を見て、『こっちの歌い方の方が、聴き心地が良い』などと、客観的な感想を言ってくれたりもする。
そういう事が、練習方法の理解を深める助けになるよね。
自分じゃよく分からないからね。
声って、頭蓋骨に響く自分の声と、空気を伝わって相手に届く声とで、ずいぶん違うんだよね。
勘違いしていた自分の声の響きのポイントや、気付いてなかった自分の変な癖を微調整していくのに、グループレッスンは、とっても効果的だと思う。
それから、昨日は、歌詞を読み解きながら、歌い方を決めていく作業をした。
モンチカ先生は、アタシの歌詞をじっくり読んでくれて、こういう絵が浮かぶよね、色はパステル系な感じがする、会えなくて寂しいのではなくて、大切にしたいという想いをもっと出せる表現の方が良いのでは?などと、アドバンスをくれる。
歌詞の隙間隙間に見える景色と対話するように歌うんだと言う。
なるほど。
これを今読んでる人に、こういう言葉がピンと来るかどうかは分からないけど、アタシには、ピンと来たんだよね。
歌詞の隙間隙間に見える景色と対話しながら、もう一度歌う。
すると、自分でも歌に入り込めるのがよく分かる!
ライブの時に、歌に入り込める時とそうでない時とがある。
会場の暗さだったり、返しのモニターの具合だったりもあるけど、そんな周りの環境に左右されずに、いつも100パー入り込めなきゃダメじゃない?
今回のモンチカ先生の一言、忘れないようにしよう。
次に、F氏の歌。
モンチカ先生がF氏の歌詞を紐解く。
アタシは横でそれを見ている。
アタシだったらどう思うかな、などと考えながら。
モンチカ先生の感性は、アタシの想像をはるかに飛び越えたアドバイスをする。
はぁ〜、なるほどねー。
と、いつも感心する。
しかも、声の出し方のアドバイスも、その人のその歌のその歌詞の部分に応じて、セオリー通りではない歌い方をアドバイスしたりするわけ。
普通は、高い声を出す時、顎を上げないように注意するのに、F氏がこの歌のこの部分を歌う時は、顎を上げてもいい、とか。
なんでかってゆーとー、F氏は、こういう時にこうする癖があるから、そうならないために顎を少し上げて、伸び伸びと出した方が良いから、と言うのだ。
確かに人はそれぞれ身体の使い方の歴史が違うから、癖でチカラが入っちゃう場合は、チカラを抜ける体勢に持っていく方が、一般論を押し付けるより重要なんだね〜。
そういう、細やかさが、またモンチカ先生の凄いところだと思うんだよ。
ひとりひとり、違うから、ひとりひとり、ちゃんと見ていてくれてるんだよ。
みんな、真剣にやるなら、モンチカ先生に習うと良いと思うよ!