2016.09.30 Friday 23:55
蒲田死闘編
モンチカ先生のライブに行った。
ずっと前から、今日のこのライブは、何か特別な予感がしてたんだ。
案の定、素晴らしいライブだった。
「素晴らしい」なんて言葉が白々しく感じるほど、素晴らしかった!
もうね、今年一番のライブだった。
つーか、ややもすると、アタシの今までの人生で観た中で、一番感動したライブだったと思えるほど、全てにおいて素晴らしかった。
今日のライブは、モンチカ先生と、メロンさんという男性の方のツーマンライブ。
2人とも、ピアノの弾き語り。
昔、モンチカ先生は、このメロンさんと2人で『モンキーメロン』というユニットをやっていたんだとか。
ところが、ワケあって、そのユニットの活動ができなくなった。
あれから6年。
それぞれがソロのアーティストとなって、初のタイバン。
それが今日のライブだった。
先攻のモンチカ先生。
楽し〜感じでライブが始まった。
アタシは、モンチカ先生の歌で泣く事が時々あるんだけど、今日のテンションなら大丈夫だと思ってたんだ。
ところが!
音楽活動をお休みしてたメロンさんが音楽に復帰したことを喜ぶモンチカ先生のMC、そしてそれに続く歌、会場のプラネタリウム。。
ヤラレタ〜!
今日は泣かないと思ってたのに、突然スイッチ入った。
アタシ、号泣。
モンキーメロンをやってた頃のモンチカ先生を知らないけど、かつての相棒との歴史を垣間見て、モンチカ先生がそのユニットにどれほどの思いを込めていたのか、こんなにも重い時間を超えてきたのかと、それが痛いほど理解できた。
続く後攻はメロンさん。
メロンさんのことは、モンチカ先生から話を聞いた事はあったんだけど、観るのは初めて。
ずっと音楽活動自体をお休みしてたらしいけど、この方のピアノも歌も、タダモノではなかった。
久石譲みたいな、哀愁漂い、且つ耳に残るフレーズ。
メロンさんには、真面目な歌と、ふざけた歌があったけど、ふざけた歌ですら、鳥肌が立つくらい、凄かった。
3ヶ月前に、婚約者が突然死したというメロンさん。
婚約者もシンガーだったとか。
彼女の遺した歌も歌ってた。
亡くなった彼女のメッセージを、彼女の代わりに歌っていけるから、自分がミュージシャンで良かったと言ってたけど。
そういう考え方もあるのね〜。
アタシも、そうなれればいいなぁと思った。
でも…
こんな素敵なピアノと声で歌ってくれるなら、死ななくても代わりに歌ってほしいわ〜(笑)
そして、最後にモンチカ先生が再び登場して、2人でかつてのユニット『モンキーメロン』を再現。
6年前に、理不尽な理由でモンキーメロンの活動休止を余儀なくされて、涙を飲んだモンチカ先生。
モンチカ先生はずっと、必ずいつかまたモンキーメロンをやりたいと思い続けていたという。
今日のMCで、「やっと、やっと叶った」と言ったのは、本当に本当に素の言葉だったと思う。
アタシは最初、モンチカ先生もメロンさんも、1人でピアノ弾いて歌うスタイルがこんなに素敵なんだから、もうモンキーメロンに戻らなくても良いのでは?と思っていたけど、今日初めてモンキーメロンを観て、ちょー納得。
モンキーメロン、凄く良い!
『モンキーメロンのモンチカ』が、本当のモンチカなんだと思った。
それぞれのソロも素敵なんだけど、それをはるかに凌駕するモンキーメロン。
これなら、またやりたいと思うのも当然だと思った。
本当に、この2人のユニットは芸術的だった。
アタシは霊感とか全然ないんだけどね、なんとなく、メロンさんの亡くなった婚約者が来てるような気がしたんだ。
穏やかな気持ちで、このライブを観てるような気がした。
会場の空気、霊的な気配、2人の紡ぎ出す声と音の波動、時を越えた思い。
そういう、目に見えないものもひっくるめて、本当に良いライブだったんだ。
もうね、アタシ、ずっと涙が出っ放しだった。
この水分、どこに入ってた?ってくらい(笑)。
声を押し殺すのも大変だった。
出来ることなら、声を出して子供みたいに泣きたいくらいだっよ。
それほど、感動した。
上着の袖がビッチョビチョになるくらい泣いたよ。
こんなに泣いたのは、2011年に観た映画『はやぶさ/HAYABUSA』以来じゃないかな。
ハヤブサか、モンメロか、ってとこだな。
でも、今日の涙は、全部、「モンチカ先生、良かったね」っていう涙。
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