今朝、こんな夢を見た。
何人かの知り合い(結構多人数)と一緒に列車で旅行に行く夢。
列車(屋根がなくて、トロッコみたいな列車)で、横浜の雑踏からどんどん離れて、赤い岩がむき出しの、西部劇みたいな場所を走ってた。
隣に座ってた、ヨガのエミ先生が、「大地のエネルギーが強くなってきましたね」と言う。
反対側に座ってたアタシの母も、「そうね」と言う。
アタシはそういうことを全く考えてなかったので、二人の言う「大地のエネルギー」を感じようと身体の感覚に意識を向けてみた。
確かに、横浜で感じる疲弊感はなく、グランディングして、ホッとするような安心感と、これから起こる良い事も悪い事も受け入れようという心の安定感があった。
それにしても、こんな微かな感覚、エミ先生もお母さんも、よくすぐに気付いたね〜って思った。
アタシより強く感じる人なんだろうな、って思っていたんだけど、後から思えば、実はそうではなかった。
列車は、ある町に着いた。
アタシ達は一旦下車して、地下鉄に乗り換える。
乗り換えまでに少し時間があるので、駅前の繁華街を見物。
すると、ちょいワルで愛想の良い屋台の店主のオヤジが、ポラロイドカメラでアタシを、立て続けに2回、撮ってくれた。
そのポラロイドカメラのストロボが凄い強烈!
ちょー眩しいし、音もデカイ。
カメラから排出されてくる写真をアタシに渡しながら、
「自分は霊感が強くて、アンタ、ヤバイのが憑いてるって思ったから撮ったんだよ」なんて言う。
1枚目の写真は、店主のいる場所から見えるであろうこの町の景色と、その真ん中にアタシが………居ない。
真ん中には黒い歪な形が、空に向かって逃げようとしてる。
その黒い影の前に、アタシと思われる形があるんだけど、でもその形はアタシの身体と後ろの黒い影を通り越して、さらに後ろの町の景色が見えている。
「なにこれ!?」
びっくりして店主に聞くと、
「アンタに憑いてた影が逃げていくところだよ。このカメラのストロボ、光と音が凄いから、悪い霊は、びっくりして離れるんだ」と言う。
立て続けに撮った2枚目の写真には、ちゃんとアタシの姿が写っていた。
「悪い霊が離れたら、ちゃんと身体が写真に写るんだよ」って。
さらに、「悪い霊が憑いてると、感覚も鈍くなるよ」って話してくれた。
ああ、そうか。納得。
この黒い影が憑いてたから、さっきエミ先生とお母さんが言ってた「大地のエネルギー」を感じ取る感覚が鈍くなっていたんだと理解した。
ちょっと感心して、2枚の写真を受け取って、その場を離れた。
おじさん、ありがとう。
地下鉄の駅のホームに行くと、アタシ達が乗る電車が発車待ちをしていた。
その電車に乗り込んで、猫エクメンバーでかたまって座り、アタシは今貰ったばかりのポラロイド写真をメンバーに見せびらかした。
「黒いの憑いてて、アタシの身体は透明になってたけど、ポラロイドカメラのストロボで黒いの居なくなったんだよ〜!」って。
得意げに話すアタシに、メンバーも「へー、良かったね〜」って言いながら聞いてくれた。
邪気は祓われ、感覚も清浄になり、幸先の良い旅になるなと思った。