一年を振り返ると、今年は良い学びを得られた凄く良い一年でした。
今年植えた木の苗は、来年・再来年とどんどん成長して大きな花を咲かせ、沢山の実をつけるような、そんな気がします。
ひとつめに、ヨガ。
深い場所へ続く道に、足を踏み入れました。
もっとちゃんとヨガを知りたいと思ってティーチャー・トレーニングを受けたんです。
ヨガの先生としてはまだまだ未熟ですが、日々勉強して深めていこうと思います。
ティーチャー・トレーニングというのは、ヨガという深い海へ潜るために、船から錨(イカリ)を降ろすようなことだと思うんです。
アタシはまず、プラーナチャクラヨガ(TM)という海域に潜ってみようと錨を降ろしたというわけです。
そのロープを頼りに、あとは自分の力で潜っていくしかない。
でも、知れば知るほど奥が深くて、色んなものが見えてきて、ヨガの海は面白くて仕方がない。
どんどん勉強して、もっとちゃんと色々知りたいっ!って気持ちは増すばかり。
来年ももっとヨガを勉強していきたいです☆
ヨガに関する本は沢山読みました。
その中で、特にインスピレーションを受けたのが、この本。
「インテグラル・ヨーガ」
パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」を現代人が分かるように説明してます。
感銘を受ける言葉が沢山載っていて、ヨガをやらない人も読んだら人生ちょっと違ってくるような気がします。
普段あまり考えないようなスピリチュアルな内容で、最初は全然意味が分からなかったのですが、何度も読んで意味がわかってくると、読めば読むほど面白い!
人生観、変わりました。
それから、この本。
「ハタヨガの真髄」
コレを読めば、ヨガが分かるっ!
上述の「インテグラル・ヨーガ」の内容も要点を簡潔にまとめてあるし、アーサナの写真も沢山載っています。
・・・が、結構上級者向け?のような、信じられないポーズが多いです(笑)。
精進します。
海外の本を翻訳した日本語の本って、文章がなんとなく変で読みにくいことって多いと思うのですが、この本は、文章に全く違和感無いところも好きです。
それから、ヨガとは全然関係ないのですが、今年読んだ本の中で、アタシ的にかなり面白かったと感じたのが、この本。
「生命には意味がある」
アタシはもともとサイエンスが好きで、仕事もそういう方面なワケですが、この数年、研究所の仕事にうんざりでサイエンス全部を自分から遠ざけようとしていました。
でも、ヨガの効果なのか、なぜか「うんざり」が薄れて、本屋でサイエンスの棚を見ていたらこの本に出会いました。
アタシが自分の仕事の参考になる文献を検索する時、必ずこの本の著者である長沼先生の論文が引っ掛かるので、先生のお名前は知っていましたが本を読んだのは初めて。
アタシと同じ手法で、同じような試料を使って、似たような研究をされている先生なワケです。
アタシと同じようなことをやっているにもかかわらず、アタシは自分の仕事が面白くなく、なのに、この先生の書いた本はめちゃめちゃ面白かったんです。
地球の生命を研究しながら、宇宙のどこかに存在する未知の生命までも見越して研究されているこの先生。
読んでいて、わくわくしました。
最初に挙げた「インテグラル・ヨーガ」に、こんなことが書いてありました。
「一つの対象に集中して修練を行うことが、障害とその付随物を防ぐ最良の方法である」
要は、集中の対象を変えてばかりいてはいけないということだ。(中略)浅い井戸を何百掘っても何もならない。一つの場所を決めて、そこを深く掘れ。岩を掘り当ててしまったら、ダイナマイトを使って掘り進め。
去年、研究所の仕事のうんざり度がピークに達して、もう今年度で辞めようと思っていたのですが、なんとなく、踏みとどまろうかと思い始めました。
同じような仕事をしている先生の本があまりにも面白かったこと、そして、上に書いたようなヨガの教えの言葉が、ちょっと胸に響いたことは、動くのは今ではないと言われているような気がします。
そして、バンド。
今年、一夜限りの企画バンド「猫丸エクスプロージョンズ」を立ち上げました。
このバンドがなかなか好評で、どこまで化けるか、見てみたくなりました。
前述の「ハタヨガの真髄」の中に、こんな言葉を見つけました。
「真実に基づいて生きる人が純粋な心で祈れば、本当に必要なものは必要なとき、追い求めなくても自然に与えられる」
追い求めなくても、必要な時に自然に与えられるのなら、与えられた時が必要な時なんだろう。
ずっと前から友達だったのに、一緒にバンドをやるなんて思いもしなかったメンバー。
ここに来て、アタシ達の星がクロスしたということは・・・?
エクスプロージョンズ、来年も続けてみようと思いますっ☆
そんな感じで今年は、アタシ的に大きな苗木を二つ植えました。
今はまだ水をやり育てる段階。
この木が花を咲かせ、実をつけるまで、しばらく待つとしましょうか。
この木が今後、どんな風に成長するのか、楽しみです。
来年も、良い年になりますように。
皆様にとっても、素晴らしい年になりますように。。