クリスマスの日にホコリがお星様になりました。
ホコリとは、アタシが最初に飼ったコリドラスで、最後まで生き残ったコリドラス。
ホコリは、2009年の4月に、シロスケと共にうちに来て、2年8ヶ月の間、アタシと一緒にこの家で暮らしました。
ホコリが家に来た時に飼ってたベタは、『ウタチャン』というターコイズブルーでクラウンテールの素敵なお魚だった。
コリドラスは、他の魚の食べ残した餌を食べたりするから、『水槽のお掃除屋さん』と呼ばれてると聞いたので、ウタチャンの水槽のお掃除屋として雇う事にしたのです。
…が、飼ってみて分かったんだけど、コリドラスは、水槽のお掃除屋になんかなりませんでした。
なんでかってゆーとー、
ウタチャンは餌を食べ残す事がなかったし、コリドラスは他の魚の糞とか水槽の中のコケとかまでは食べないので、結局、コリドラス用の餌を買い与えて、ウタチャンと共に家族の一員として飼うことになりました。
ホコリと一緒に飼ったシロスケや、その後飼った何匹かのコリドラス達はみんな死んでしまって、ホコリだけが生き延びていました。
↑みんなで仲良く餌をつつくホコリ達(真ん中がホコリ)。
ホコリと同じ水槽で飼ってた♂ベタのリキは、最初はホコリと仲良く暮らしてたのに、何故かだんだん、ホコリを虐めるようになった。
コリドラスは群れる性質らしく、他のコリドラスがみんないなくなった後、ホコリ一匹で淋しそうだったんだけど、更に、リキのイジメがエスカレートしてきたので、別の水槽に避難させました。
避難させたことにより、ホコリは、まるっきり一人ぼっちになりました。
その途端、急に活気がなくなり、去年のクリスマスの朝に突然、死んでしまったのです。
一人ぼっちにしたせいかなぁ?
避難先の水槽が小さかったせいかなぁ?
それとも、リキが虐めだした頃から、ホコリは弱り始めてたのかなぁ?
自然界は、本当に厳しいと思うんだよ。
人間は、体が弱くても生きていけるけど、他の生き物は、弱い子は本当に全く生きていけない。
魚は、親子・兄弟でも、弱い子を虐めて、死んじゃったらみんなで寄ってたかって食べてしまう。
それを最初に見た時は、なんておぞましいんだと思ったけど、自然界の荒波の中で自分達の種を存続させる為には、弱い遺伝子を遺してはいけないワケですよ。
で、『コイツ、弱ぇ』と思ったらみんなでその子を排除しようとするし、死んでしまったらその肉は貴重な蛋白源なので、生きてる者達が、生きる為に食べた方が良い。
普通に考えたら、全く、理に適ってる。
人間は、この社会があるから弱くても生きていられるんだ。
そう思うと、納めるものはちゃんと納めた方が良いかもと、思うのです。