今朝、白コリドラスのシロスケが死にました。
全身が白で、目が赤い、ウサギみたいな可愛い子でした。
シロスケは、アタシが最初に飼ったベタのウタチャンが居た頃に買ってきたお魚。
そう考えると、長生きしたなぁ。
シロスケは、しぐさがほんとに可愛い子だった。
本人は一生懸命なんだと思うけど、なんか、見てて笑っちゃうような事が多かった。
コリドラスは砂底の餌を食べる習性で、口が下向きに付いてる。
だから、浮かぶ獲物は体を仰向けにしないと食べられない。
なのに、ベタ用の餌(←浮く)が好きで、それを背泳ぎ状態で食べたりしてた。
シロスケには、ちゃんとコリドラス用の餌(←沈む)をあげてるのに、ベタ用の餌を、ベタと競い合って食べるのだ。
しかも背泳ぎで!
水を循環するポンプの水流に餌が流され、餌の吹き溜まりが出来る事があるんだけど、背泳ぎ状態のシロスケは、それを狙ってなのかどうなのか、背泳ぎのまま流されて、餌の吹き溜まりにたどり着く。
ちゃっかりしてるところがとても愛らしかった。
シロスケは、死ぬかと思った事が3回あった。
一回目は、ある朝、水槽を覗くとシロスケが横向きに倒れてた。
死んじゃってるのかと思ったら、シロスケの白い皮膚の下に赤い心臓が動いてるのが見えて、生きてるのを確認。
すぐに水を交換して、事無きを得た。
二回目は、シロスケがいないな〜と思って水槽の中を探したら、ポンプと水槽のガラスの隙間にはさまってて動かない。
慌ててポンプを退かすと泳ぎ始めた。
変にジタバタして、体を傷付けたりしなくて良かった。
そして三度目。
三度目の時は、本当にもうダメだと思った。
去年の夏は猛暑で、水槽の水の温度が40度近くまで上がる日々だった。
熱帯魚とは言え、そこまで暑いのはやっぱり良くなかった。
シロスケはポップアイになってた。
ポップアイとは、細菌の感染症で、目が出目金みたいに飛び出す病気。
ネットで調べたら、水を換えると治るような事が書いてあったので、水を換えて様子を見た。
けれど、シロスケの目は治るどころか、ますます出てくるように見えた。
このまま目が取れちゃうなんて事、ないよね?
…と思ってた矢先っ!
ある朝、シロスケの片目が取れて無くなってた!
更に、ヒレというヒレが溶け、尻尾も半分溶け、惨たらしい姿になっていったシロスケ。
水を換えても換えても、全然治らない。
同じ水槽の他の魚達は、なんともない。
病気なのはシロスケだけだった。
ナマズ系の魚に、薬は使えないというのが通説。
熱帯魚用の薬の説明書にも書いてある。
けど、放っておいても死んじゃいそうなので、思い切って薬浴させた。
数日間、小瓶で薬浴し、元の水槽に戻した。
『ナマズの仲間には使えません』と明記されている薬で、シロスケは死ななかった。
しかも、溶けた鰭や尻尾は、徐々に治ってきた。
取れた片目は戻らなかったけど、シロスケの病気は治ったみたいだった。
驚きなのは、目が取れ、ヒレが溶けても、食欲が全く落ちなかったこと。
動き的には、全然、具合悪い感じがしなかった。
ベタだったら、もっとダルそうにするのに、シロスケは、全然平気で泳ぎ回り、餌を食べていた。
そんな感じで、過酷な夏をどうにか乗り切り、ずっと平和に暮らしてたんだけど…。
おととい、片側のエラに、綿みたいな物が挟まってるのが見えた。
そのうち自然に取れるかなと様子を見てたんだけど、なかなか取れない。
ピンセットか何かで引っ張ったら取れそうな感じだったんだけど、無理に引っぱり出して良いものか悩んでいたら、コロッと死んでしまった。
今回は、本当に死んでしまっていた。
昨日まで、普通に平気で泳ぎ回り、餌を食べていたのに。。
なんか、シロスケが居てくれて、楽しかった。
本当に楽しかった。
シロスケ的には、アタシに飼われて病気になって苦難の連続だったかも知れないけど。
シロスケが居なくなって、水槽が淋しくなった。
シロスケ、今まで居てくれて、どうもありがとう。