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メジロちゃん
仕事に向かう途中、道路に何か落ちてたんだ。
なんだろうと思ってかがんでよく見ると、なんと、メジロがあおむけになって痙攣してる!!
ゲゲっ!どうしよう。。
もう間も無く死んでしまうだろうけど、今はまだ生きてる。
歩いてるアタシですら、この物体が小鳥だと気付くのに時間がかかったから、自転車とか車だと、絶対に気付かない。
落ちてる場所が場所だけに、このまま放置したら、車に踏み潰されてしまうだろう。
そう思って、そのメジロを拾い上げた。
でも、アタシも仕事に行かなくちゃいけないので、メジロちゃんを両手で包んだまま、職場へ向かった。
アタシの手の中で、メジロちゃんは意識を回復して目を開けたけど、手の中が温かくて居心地が良いのか、身体の具合が悪いのか、なんなんだかよく分からないけど、メジロちゃんはアタシの手の中でじっとしてる。
なんか、めちゃくちゃ可愛い!



歩きながら、続々と出社してくる知人に相談するも、みんな、どうしたら良いか分からない。
そうだ、うちのお父さんに相談しよう。
そう、うちの父は、鳥博士みたいに鳥に詳しい。
なので、父に電話して、助けを求めた。
すると、父の答えは、『小さな小箱に入れて暗くして温かくしてやって様子を見ろ』と。

アタシは出社して、事務所に寄らずに、直接、実験棟へ。
鳥を持ってるアタシは、両手がふさがっているので、近くにいた資材受付のおじさんに一緒に来てもらって実験室に置いてある発泡スチロールの小箱を出してもらって、その中にキムタオルを敷いてもらって、鳥を中へ…
と、その時っ!
メジロちゃんは羽ばたいて、実験室の高い天井の配管の上に行ってしまった。
全然、手の届く高さではない。
しかも、無菌操作などをするような実験室で、鳥が放し飼いなのは、めちゃくちゃマズイ!!
ひぇ〜!どうしよう〜!
他の人達に応援を頼んで、脚立やらホウキやらを持ち出して、メジロちゃんを窓から追い出す作戦になった。
メジロちゃんは、ホウキに驚いて、実験室のあちこちぶつかりながら、窓から外に出て行った。
あちこちぶつかったせいか、出て行く間際、メジロちゃんの髪がボサボサになっていた。
助けたつもりだったけど、逆に怖い思いをさせちゃったな。。
ごめんね、メジロちゃん。

そんな騒動の後、仕事を始めかかって、思い出した。
この結末を、お父さんに報告しとこう。
電話でメジロちゃんは逃げたと伝えると、『そうか。。今、鳥かごを持ってお前の会社に行こうとしてたところだった』と言う。
父に連絡するのを思い出して良かった。

| 猫丸 | - | comments(2) | - | - | - |

Comment

よっし〜 | 2018/12/27 10:11 PM |
この話を聞いたとき 猫さん すごくやさしいなぁ〜と 改めて思いました。
猫丸 | 2018/12/28 7:34 AM |
>よっし〜さま!

メジロちゃんが意識を戻した時に、植込みに放してあげれば良かったと、後から思いました。
手の中でじっとしているメジロちゃんがあまりにも可愛くて、もう少し一緒に居たいと思ってしまったばっかりに、かえって怖い思いをさせちゃったなぁ。。と、反省です(泣)。
この寒空の下で、あのメジロちゃんはどうしてるかなぁ?と、心配になります。









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