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モンネコ旅 番外編3
もう一つ、不思議なことがありました。

長崎での、この旅最後の夜。
宿の食堂でモンチカ先生と2人打ち上げして、最後にコーヒーを飲んだせいか、全然寝つけませんでした。
コーヒー飲んで眠れないなんて、アタシはあんまりないんだけど。

この旅で、長崎以外は、ずっとモンチカ先生と相部屋だったのですが、長崎だけ、別々のシングルルーム。

布団に入って一人でずっと寝付けず、どうしたものかと思いながら、ただ目を閉じて横になっていると、ドアの方からなにやら気配が。
目を閉じたまま、その気配に感覚を研ぎ澄ましていると、なんだか、百鬼夜行みたいな感じで、沢山の気配がゾロゾロ入ってきて、アタシには見向きもせず、アタシの寝ている上をふわっと通り、壁の向こうに行ってしまいました。
アタシの上をゾロソロ通って言った気配は、全く怖い感じはしませんでした。
でも、彼らは、何処へ向かったんだ?と、考えて、はっ!としました。
彼らが消えて行った壁の向こうは、モンチカ先生の部屋だったんです。

モンチカ先生、大丈夫だろうか?

そんな事を考えたところで、意識が途切れ、気が付いたら朝でした。
今朝起きて、モンチカ先生と朝食しながら、「昨日は、眠れました?」と、何気無く聞いたら、
「それが、怖い夢を見て、そこから全然眠れなかったんですよ〜」と言う。
どんな夢だったのか聞くと、ストーカーみたいな人に猟奇的に追いかけられる夢だったんだとか。
更に、部屋の中に誰かの気配がして、ため息を聞いたと言う。
怖っ!!

アタシが昨夜感じた百鬼夜行は、モンチカ先生に助けて欲しがってる誰かの思いだったのかも知れない。

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モンネコ旅 番外編2
アタシは霊感とか強くないのですが、この旅で怖いことがありました。


広島の宿は、和室でした。
こんな部屋↓




ライブ前に、宿で準備をしてる時、気付かないうちに、アタシのBBクリームが、畳の上と鞄にこぼれてました。
チューブ入りのBBクリームだから、何かのはずみで噴出したのかな?
こぼれたBBクリームをウェットティッシュで拭き取って、ライブ会場に向かいました。

ライブが終わって、部屋に戻ると、畳の上にBBクリームが。
出かける前はバタバタしてたから、BBクリームが2カ所に飛んでたのに気付かなかったんだな、と、もう一度、ウェットティッシュで拭きました。
モンチカ先生も、それを見ていました。

ところが、数分後、ふと畳を見ると、同じところに全く同じ形でBBクリームがこぼれているのです。

ネコマル 「アタシ、これ、さっき拭きましたよね?」

モンチカ 「………」

二人 「やだー!怖いっ!怖いっ!」


もう一度、それをウェットティッシュで拭き取って、しばらくしてから見てみると…

また同じところに全く同じ形でBBクリームが!!!!


「ぎゃーーー!やだ!やだ!お客さんゼロより怖いっ!!!」

モンチカ先生のその叫びに、大爆笑(笑)!


広島は、大阪の方が紹介して下さったお店だったので、どんなお店なのかもわからず、音楽関係の知り合いもタイバンもいない、という状況でのライブだったので、ヘタしたら、お客さんゼロかも。。という怖さがあったわけですが、この部屋での出来事は、お客さんゼロより怖かったわけです。

お客さんゼロで死ぬことはないけど、オバケが出たら命の保証はない。
そんな話をしていたら、
「お客さんゼロでも死ぬことはないけど…でも、いっそのこと殺してくれ!って時はありますよね」という話になった。
集客出来なかったのに、お店の人が優しくしてくれたりすると、
「こんな自分に優しくしないでくれ!いっそのこと、殺してくれ!」と。
ちょー分かる〜!!
あるあるネタで笑いながら、恐怖を紛らわして、一晩寝ました。

オバケが夜中に出たのかどうかは、分かりませんが、出たとしても、アタシ達、爆睡過ぎて気付きませんでした。

| 猫丸 | - | comments(0) | - | - | - |
モンネコ旅 番外編1


今回のモンネコ旅で歌わせて頂いた、広島のLIVE Cafe' Jiveさんは、柳ジョージ&レイニーウッドのリーダーで鍵盤奏者である上綱克彦氏のお店だったのですが、アタシ達が演奏し終わった後、上綱さんがアタシ達に、「今日は遥々演奏しに来てくれてありがとう。アンサーソングとして、ワタシが少し演奏しましょう。」と言って、2曲、ピアノで弾き語ってくださいました。

上綱さんのピアノは、彼の人生を感じさせるような音でした。
どの様な人生を歩んでこられたかをアタシは存じ上げないのですが、ピアノの音が、本当に、人生を語ってる、と思えたんです。
沢山の理不尽、やり場のない怒り、手放し、受け入れ、波に濡れ、流され、照らされ、再び流され…なんだか、そういう波乱な人生を感じるピアノでした。

その後少し、上綱氏とお話させて頂いたのですが、お話の中で、「ステージに立った時に、自分が送り手側になれているか」という言葉を語られていました。
その言葉、胸に突き刺さりました。
アタシは広島に、この言葉に出逢う為に行ったんだと思いました。
本当に、広島は、アタシにとって貴重な夜になりました。
ありがとうございましたm(_ _)m

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モンチカ's 課外授業


春のモンネコ旅、全行程が終了しました。
今回の旅は、アタシのボイストレーナーのモンチカ先生とのカップリングツアーでしたが、モンチカ先生と一緒に歌い歩いたことは、アタシの歌人生において、非常に大きな経験になりました。
歌を歌う者としての、心の統制まで、身をもって教えて頂いた、という感じ。


知らない場所で、知らない人しかいない場で歌うのは、本当に怖い。
不必要に色んな悪い妄想をしてしまうわけです。

アタシがそういう不安を匂わす発言をしたら、モンチカ先生は、
何があっても、歌うんです。
いつもどうり、歌うんです。
それ以外に選択肢はないんです。
…ってな感じで、前を向かせてくれる。
本当は、モンチカ先生にも、少しくらい不安はあるのかも知れないけど、全くそれを外に見せない。
そして、きっちりといつもどうりの自分の歌を歌ってみせるわけです。
それはそれは、神々しさすら感じられるのです。
人は、その神々しさに魅入ってしまうんだと思いました。
この人、本当に凄いわ〜と、毎日毎日、思いしらされました。
ステージを下りたら、アタシとバカ話ばっかしてる気のいい普通の女の子なのに、歌ってる時のあの雰囲気は、いったい、何なんでしょうか。
普段、バカ話してるけど、心の奥底に持ってるものが違うんだろうな。
すべての人の心の奥底に、なにか、石の様なものがあるとしたら、モンチカ先生の石は、とても重くて黒く光る、御影石みたいな気がします。
「墓石かっ!」と、怒られそうですが(笑)、なんか、そういう密度の高い重い石のような感じがするんです。
それに比べたらアタシはまだまだ、軽石ですよ。
カカトの角質とるやつです(笑)。


広島のLIVE Cafe' Jiveで、柳ジョージ&レイニーウッドの鍵盤奏者、上綱氏とお話する機会があったのですが、その時、上綱氏の言った言葉がありました。

「送り手側になってるかどうか」

それは、人前で歌う時、「見られる側」なのか、「(エネルギーを)送る側」なのか、という事なのですが、アタシはそんな事を考えた事がなかったので、次のライブではそれを意識しよう、とコッソリ思っていました。
口にはしなかったのですが、アタシはステージ上で、「送り手側になる」って事を意識して歌いました。
その時のアタシのステージを観て、モンチカ先生は、「ネコさん、今日は送り手側になってましたよ」と、言ってくれました。
やっぱり、「送り手側になる」と意識するだけで、そんなに違うんですね〜!
モンチカ先生、ちゃんと見てくれて、ちゃんと教えてくれて、ありがとう(^-^)

同じ人が同じ歌を歌っても、伝わる時と伝わらない時がある。
伝わるのは、音や言葉じゃない。
歌ってるその瞬間の、送り手側の『気』なんだと、改めて思いました。
その『気』を軽んじてはいけない。
送られる側(聞き手)は、ややもすると、ほとんど『気』だけしか受信しないのかも知れない、とすら思いました。


今回のモンネコ旅、あらゆる場面で、アタシは本当に沢山の学びを得ました。
沢山の人の親切に触れ、その度に、本当に有難く思いました。

福岡のスミダリオタさんがライブのMCで、「幸せな人生というのは、どれだけ沢山の『ありがとう』を言ったかどうかだ。親切にしてくれる相手がいて、親切にしてもらえる自分がいて、はじめて成り立つ言葉だから。」と言っていたのですが、今、まさにそれを実感してます。
この旅で、本当に沢山沢山、ありがとうを言いました。
アタシは本当に幸せです。
この旅に関わった、すべての方に、ありがとうm(_ _)m

この旅が、素晴らしい旅になったのは、相方がモンチカ先生だったこと、それは物っ凄く大きいです。
モンチカ先生、課外授業、ありがとう!!





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